The World Tea Expo
2008/5/30-6 /1 Mandalay Bau Convention Center (Las Vegas)
今年で3回目、名称変更前から通算して6回目になるワールド・ティー・エキスポがラスベガスのマンダレイ・ベイ・コンベンションセンターで開催された。
ワールド・ティー・エキスポ(The World Tea Expo)は、2003年3月にTake Me 2 Tea Expoとしてスタート。今年は出展企業が300社以上、来場者数4200名と予想されている。
会場で話を聞いた日本からの出展企業およびアメリカ法人の日系企業は、14社。総出展社数に占める割合が、これまで見てきたアメリカのコンベンションの中では一番大きいのではないかと思われる(日本政府関係・日系企業主催のものをのぞく)。来場者は、これからティー・ショップを始めようという人々、現在の店の商品にティーを加えていきたいショップのオーナーなどが多い。
この5月からサンフランシスコ・ベイエリアで新発売された、サントリーの「伊右衛門」のアメリカバージョン「IYEMON CHA Original Green Tea」「IYEMON CHA Rosted Green Tea」が出展されていた。プラスティック・ボトルではなくガラス瓶入り。リサイクルなど環境面を考慮したものと思われるが、361ml入りで瓶の重さが約360g。これを日本から瓶ごと輸入している。お茶の抽出および充填技術がアメリカでは再現できないからだそうだ。味は、アメリカ向けに多少変えているということで、味わいが深いのに渋みもおさえ、あっさりしている。ほうじ茶の香りもいい。この味とほっそりとした瓶の形やラベルのデザインなどに、日本の繊細さを感じる。
サントリーに一歩先駆けて、アメリカ市場を着々と広げているITO EN (North America) Inc.(伊藤園)だが、こちらも製品はボトルおよび缶入りの状態での輸入。その理由については、製造技術の詳細にふれるとかで断られてしまったが、日本ではごく当たり前で衛生上も法的にも問題のない事が、アメリカの規準に抵触して実行不可能な場合がある。いずれは一般向け商品はアメリカで製造し、高級品のみ日本からの輸入となるのではないだろうか。