当初の予想を大きく超え、約2000名が集まったSake Festival in Los Angeles。会場が混んでいたにもかかわらず、来場者の楽しそうな笑顔が印象的だった。数年前まではSake(日本酒)というと、火傷しそうなぐらいの熱燗で出すのが定番だったが、大吟醸や吟醸酒が供給されるようになって、冷酒で飲むことが増えてきている。とは言っても多くのアメリカ人にとっては、Sakeはまだミステリアスなアルコール飲料。現在どのような日本酒が好まれているのだろうか。会場で数社に聞いてみた。
都市部では、にごり酒、吟醸酒、冷酒がトレンド
まず、日本でもおなじみの月桂冠。「リカー好きは熱燗を好み、ワイン好きはフルーティな大吟醸や吟醸酒を好む傾向があります。酒の爽やかさやバラエティは、ワインよりも分かりやすいようです。日本食レストランの他、シーフードレストランや寿司がアペタイザーで出る洋食レストランで日本酒が出されています。また、にごり酒も人気で、ソフトリカーライセンスしかないバーで、クランベリージュース+にごり酒で、ピンクの酒カクテルとしてサーブされていたりします」。Mr. Satoru Ito (Sidney Frank Inporting Co., Inc. Gekkeikan Sales Maneger)
次に、松竹梅の宝酒造。ここは、アメリカに製造拠点を持ち、日本酒初心者向けにアルコール度数の低いフレーバ酒を出してもいる。
「
にごり酒が人気です。甘さがリッチな旨さに感じられるようです。寿司を食べながら平気で甘い酒を召し上がっています。田舎へ行くと今でも9割は熱燗。都会では冷酒との割合が5:5ぐらいです。ボトルは300mlもしくは720mlが主流。磨りガラスのボトルが珍しくて、家へ持ち帰って一輪挿しに使うという話も聞いています。また、オーガニック酒が伸びてきています」。(TAKARA SAKE USA INC.)
複数の酒造メーカーを扱う商社に聞くと、「人気は、300mlもしくは720mlのボトルの純米大吟醸です。これまで熱燗で飲んでいた人も、冷酒に変わってきています」。Mr. Keisuke Kyuba (JFC International Inc.)