アメリカ進出成功の秘訣 食品輸出入会社 Bob Watanabe氏 |
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アメリカ進出 成功の秘訣 その5アメリカ人たちは、美味しくてスシを食べているわけではない食品輸出入会社 Bob Watanabe氏 学校3カ月でスシ・シェフ 今では、合わせ酢も各種売っているし、しゃりの旨さが分かる人もいないし、変わった材料を持ってきても分かる人はなかなかいません。カニというと、ここではカリフォルニアロール用のカニかまのことなんです。 ネタの善し悪しは、色だけしか分からないです。サクマグロがよく売れるのは、赤味が強いから。マグロ、ハマチ、サーモン、ヒラメ、この4種類あればスシ・レストランはできます。これにエビ、ウニ、たまごが加われば、十分。 スシ学校もたくさんありますし、ここではみんな3カ月でスシ・シェフになれてしまうのです。 生魚を食べる習慣があるユダヤ人 また、出店する地域性を考える必要があります。場所と店のコンセプトが合っていることが大切。サウスベイ地区には日本人がたくさんいるから、スシ・レストランは良いだろうと思うと間違いです。高級店はダメです。ガーデナ地区は、日系人でも2世・3世が多いので、スシよりうどんやラーメンがうけています。 アメリカ人たちは、美味しくてスシを食べているんじゃないんです。スシはヘルシーだから食べる。普通のスシ・レストランを開店するとしたら、(日本人・日系人が多いサウスベイ地区にくらべ)ウェスト・ロサンゼルスの方が当たる確率が高いです。生の魚を食べる白人は、ユダヤ系の人々です。魚だけ、貝類は食べない。アルメシア人、ロシア人にもユダヤ系が多いです。彼らが住んでいるのがバレーからベンチュラあたり。ユニバーサルスタジオ付近からのベンチュラブルバードは、スシ街道になっています。どこの店も客が入っています。 成功するレストラン経営 腕の良いチーフシェフの給料は月4000〜5000ドルが相場でしょう。普通の店だと、店の利益と大して変わらなくなってしまいます。商売として成功しようと思うと、チーフシェフに月1000ドルクラスの人を使う必要があります。そうすると店では材料を切って盛り付けて出すだけです。仕込みはできない。 大きく成功したいのなら、商売と割り切る必要があります。こだわりの料理で自分を売りたいのなら、1店舗だけでやらないとできない。 どうしてアメリカに出店したいのか?これを考えた方が良いです。日本への宣伝なのか、アメリカでビジネスとして成功したいのか。趣味なのか。 億万長者になりたいのなら、スシ・レストランはやめておいた方が良いです。魚を食べる人口は、肉を食べる人口に比べはるかに少ない。 ビジネス街でランチには満員になるスシ・レストランが、ディナー時間に客が来ない。なぜなら、周囲の住人は年配者で生魚を食べなかったからです。アメリカ人の年配者は魚、特に生魚は食べません。40年前にスシはなかったので、食べる習慣がないのです。この店は、夜のメニューに一般的な料理を加えて客が入るようになりました。 スシ・レストランに限らないことですが、レストランは特別な場の提供です。お金がない若者でも、特別なデートではマクドナルドではなくちょっと洒落た店を選ぶ。板前は30%が愛想、30%が材料、30%が腕といわれています。料理はこだわらなくて良いんです。きれいな内装と良いウェイトレス・ウェイターと適当な料理。これでお金が取れます。 アメリカは、世界で一番大きな中産階級の国です。これは覚えておいた方が良いです。どの層にターゲットを置けば大きく成功できるか、判断の基準になります。
Bob Watanabe氏 |
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